オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

臨兵闘者皆陣列在前

今日は早起きして、わんこを連れて奥さんと高尾山に行き、火渡り祭りを体験してきた宇佐和通です。

 

35年ぶりくらいに儀式をじっくり拝見させていただきました。

www.takaosan.or.jp

火渡りの前に、般若心経や祝詞真言が唱えられるのですが、特に響いたのは臨兵闘者皆陣列在前の九字の呪文と印です。九字は儀式の中で句読点のように配置されているように感じられました。呪文と印により、その場の空気が引き締まるのです。

 

それに、なんと言っても般若心経の響きです。大勢の方々が唱える般若心経を聞いていると、トランス状態に陥ってしまうような感覚に襲われます。PAシステムの大音量で出力されることもあるのでしょうが、こういう道具がなかった時代だったとしても、あれだけの迫力がある響きなら意識が別次元に飛んで行っても不思議じゃないという思いでいっぱいです。

 

修験道も哲学的にはマントラと無関係ではないでしょう。火の行の炎の熱さと般若心経の響きを感じながら、昔翻訳を担当した本を思い出しました。

火渡り祭りはライブ感と参加感がきわめて高いご神事であり、五感すべてに伝わってくるものがあります。こういう行事には参加したほうがいいと実感しています。何かしら残るものがあります。

 

自宅から1時間もかからず、しかもわんこ連れでこういう場所にいけるという新鮮な驚きもありました。高尾山はとてもわんこフレンドリーな山で、頂上の広場でもたくさんのわんこたちが走り回っていました。

 

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