オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

アファメーションという方法論

翻訳家デビュー当時はスピリチュアル系のタイトルばかりに関わっていた宇佐和通です。

 

1999年に、僕が初めて翻訳権交渉から訳出まで関わらせていただいたのがドリーン・バーチューの『エンジェルセラピー』という本でした。ドリーンはかなりの多作で、数多くの本やオラクルカード(タロットカードの一種と思ってください)を世に送ったのですが、ある時点を機にそれまでの自分のキャリアをすべて否定するような方向に行ってしまいました。

 

『エンジェルセラピー』以降も続けて多くの翻訳タイトルを担当させていただいた中で、忘れられない”アファメーション”という概念があります。これは、願いを「~できますように」「~になれますように」という”まだ起きていない”こととして言葉にするのではなく、「~することができました」「~になれました」というように「成し遂げた」現在完了形のニュアンスを込めた言葉として口にするという方法です。

 

ちょっと昔の例で申し訳ないのですが、今はプロボクサーになっている村田諒太選手がロンドンオリンピックで金メダルを取った時、奥様が冷蔵庫に「金メダルが取れました。ありがとうございました」と書いた紙を貼っていたという話があります。これがアファメーションです。

 

強い思いを込めてアファメーションを行えば、それが言葉通りの意味合いで現実化するというのです。これは、日本でいう言霊にも通じますね。だから僕は、記事を書かせていただいた時は「多くの人に読まれて、楽しんでいただけました」、YouTubeの生配信の時は「今日は最高の出来で、ウケました」と口に出して言うようにしています。

 

当然のことながら、このブログに関してもきわめて具体的な言葉でアファメーションを行っています。ここで公表するのは、あえて差し控えさせていただきますが…。

 

今日もここまで読んでいただいてありがとうございます。また次回のアップでお会いしましょう。