オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

アファメーションとマニフェステーション

新年度の始まりに胸高鳴らせている宇佐和通です。

 

ものごとがこうなってほしいとか、自分はこうなりたい。それを声に出して言ったり、文字の形で残したりすることが”アファメーション”です。願望の確認ですね。そしてアファメーションは「~できますように」という言い方ではなく、「~できました」「~になりました」というように現在完了形的な響きを持たせるとさらによいようです。ニューエイジ系の本でよく見かける言葉ですね。これと対の関係となる”マニフェステーション”という言葉もあります。こちらは、願望の実現という意味です。
 
ふたつの言葉をつなげると、「望みをはっきりとした形で示し、それを実現させる」ということになるでしょう。
 
生きている間にはいろいろあって、悩んだり落ち込んだりすることもあります。絶望の淵に立たされたような気になることもあります。こうした時に、その状況のまんまで落ち込みまくるのもひとつのやり方ですが、何かをきっかけにして感情を正反対に振り切ってみるのもまた、ひとつのやり方です。
 
20年くらい前から、世界各国の医療機関において祈りと病気の回復の関連性についての研究プログラムの数がかなり多くなっているそうです。アメリカでは国立衛生研究所では”フロンティア・メディシン・イニシアティブ”(未開拓医学分野構想)というプロジェクトが立ち上げられ、祈りの医学的な力や効果の研究が本格化しました。
 
過去40年近くにわたって祈りに関する集約的な研究を行ってきたハーバード大学のハーバート・ベンソン博士によれば、「同じ言葉を繰り返し唱える」タイプの祈りの癒し効果が最も高いそうです。こんな実例もあります。
 
2014年12月、アメリカ、テネシー州で妊娠中の女性が事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまいました。赤ちゃんは緊急手術で取り上げられましたが、女性の状態はあまりにも悪かったそうです。担当医は家族に対し、子どもが女の子で命は助かったこと、そして、女性が「決して目覚めないこと」を覚悟するよう告げました。
 
ところが、この女性は約4カ月後に突如目を覚まし、自分が母親になったことを知りました。両親がフェイスブックのページで娘のために祈ってくれるよう多くの人々に訴えかけると。この呼びかけに予想以上の数の人たちが反応しました。女性が病室で目を覚ましたのは、大勢の人たちの祈りの力によるものとしか思えなかったそうです。祈りの力=アファメーションがマニフェステーション=現実化につながったの

でしょうか。
 
偶然と言ってしまえばそれで済みそうな話ですが、祈りの効力が科学的に研究されているという事実も知ってしまうと、何か大きな力が働いたような気がしてならないのです。何せ僕は、オカルト(中心)ライターですから。
 
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。そして、昨日は多くの方々にアクセスしていただきました。本当にありがとうございます。それでは、次のアップでお会いしましょう。