国際ロマンス詐欺パート1:発端
アップがおくれちゃった。さて、みなさん。特にFBのアクティブユーザーの方々。ちょっと思い出してみてください。ちょっと前まで、やたらと外国人の友達申請が多い時期があったことを覚えていらっしゃいませんか?
国連とかアメリカ軍の兵士がパトロール中に金塊がいっぱいつまった箱を見つけて、それを国外に送るための住所が必要だとか、もうすぐ除隊になるので、日本に行ってホテル業界に参入したいとか。奴らの目的は口座番号を聞き出したり、何らかの形の手数料をだまし取ることです。
しばらくして、このパターンがいわゆる国際ロマンス詐欺に発展しました。2023年1月18日のロイター電によれば、日本国内の被害額はひとつのグループだけでも5億円に上るそうです。昨年は日本人がとあるグループのリーダーとして逮捕されましたが、どうやらこのグループはガーナやナイジェリアで生まれた犯罪フォーマットのコピーキャット的な犯行だったようです。
僕にもかなり多くのアプローチがありました。ネタとして集めていたら、あっという間に100人くらいの詐欺師アカウントとコミュニケーションを取ることになってしまいました。これが、なかなか面白かったんです。
友達申請を承認すると、最初は機械翻訳的な日本語でメッセージが入ります。しばらくやりとりしていると、英語は話せますかと尋ねてきます。「はい」と答えると、その後は英語でということになるのですが、もう、内容がめちゃくちゃですわ。
FBの友達申請はいわゆる”釣り”で、WhatsAppとかGmailでやり取りしましょうと言ってきます。僕はいつもここで切っていました。だから実害はまったくありませんでした。強いて言えばやりとりに使った時間が無駄になったくらいです。
実は、今朝久しぶりにこの種の友達リクエストが入ったので、これを書いています。「います」ということはこのエントリー、現在進行形でパート2につなげていくつもりです。
では、パート2でお会いしましょう。