オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

オリバー君ドキュメンタリー映画化プロジェクト

オリバー君。覚えている人、どれくらいいらっしゃいますかね。

www.youtube.com

1976年の来日をリアルタイムで体験したのは僕が14歳の時だったので、1970年生まれくらいまでの人ならしっかりとした記憶として残っているかもしれません。人間とチンパンジーの中間種の生物ということで話題になり、日本に連れて来られて特番に出て、さらには人間の花嫁を探そうなんていう企画も展開されました。

 

15年くらい前、とある雑誌で「オリバー君は今」みたいな企画を書くためにテキサス州サンアントニオにある”プライマリー・プライメイツ”という施設まで行ったことがあります。映画界やサーカスで活躍した大型霊長類の老人ホームみたいな施設です。

primarilyprimates.org

ここで会ったオリバー君は歯がまったくなくて、好物のカシューナッツを渡すと、歯茎だけでガシガシ食べていました。これがその時書いた記事です。

そして2年前、アメリカでドキュメンタリー映画監督をしているという人から連絡が来ました。オリバー君が亡くなったことを受け、前々から撮りためていた映像をまとめてドキュメンタリー映画にするために資料を探していたところ、プライマリー・プライメイツに残っていた僕が書いた記事のコピーをたよりにメールを送ってくれたのです。

 

 

そして話が進み、ズームでインタビューを受けました。この監督は、オリバー君来日当時にホテルで世話をしていたテリー伊藤さんからも話を聞いていました。特番の制作に関わった矢追純一さん、そしてもし可能なら花嫁候補として応募してきた女性からも話を聞きたいということで、今月の終わりに来日することになっています。

 

今回の来日で収穫があればもう少し映像をプールしてから編集に入り、おそらく今年の終わりくらいには公開ということになるでしょう。いや、ちょっと待って。いくらズームのインタビュー映像でも、僕も出ちゃうことになります。ちょっとドキドキしてます。監督からも連絡があると思うので、この件、進捗状況をちょくちょくお知らせしたいと思っています。

 

それでは、次のエントリーでお会いしましょう。