緑色の彗星とホピ族の予言
2月に入ってから、ZTF(C/2022E3)という彗星が肉眼で見えるようになっています。
ここまで地球に接近することはめったにないそうで、この彗星を見ることができるチャンスは5万年に1度しかないと言われています。この彗星は肉眼で見ると緑の色味が強いようですが、ちょっと思い出したことがあります。
ネイティブアメリカンのホピ族をご存知でしょうか。実は、ホピ族の伝説にブルースター・カチーナの予言と呼ばれている話があります。こんな内容です。
「天空にブルースター・カチーナが姿を現わすとき、第5の世界が生まれるだろう」
カチーナというのはホピ族が信仰する自然の精霊を擬人化した人形で、さまざまな種類があります。ちなみに、ブルースター・カチーナはこんな見た目です。この画像はカチーナ専門ショップのサイトの画像です。
さて、ホピの予言には次のような文章もあります。
「終わりの日々が来るとき、われわれは天空を仰ぎ、時の始まりにこの世界を創った兄弟が帰ってくるところを見るだろう。ポカンギョヤは北極の番人、兄弟のパロンガホヤは南極の番人である。終わりの日々が来るとき、いとこたちと一緒にいるためにブルースター・カチーナがやってきて、地球の自転を自然な状態に戻す。このあとすぐにレッド・カチーナが現れ、地球自体とその上のすべての生き物が永遠に変わる」
わかりにくい文章ですが、”終わりの日々”という言葉がちりばめられていることから、いわゆる終末予言であると考えるのが普通でしょう。青と緑の違いこそあれ、ホピ族のブルースター・カチーナの伝説とZTF彗星がクロスオーバーするような気がしてならないのです…。
それでは、次回のアップでお会いしましょう。