オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

英語学習って、やっぱり永遠のブームなんだね

しまった! 休日でまったりしてたらアップ時間を忘れてた!の宇佐和通です。で、早速本題なんですが、もう永遠のブームですよ。英語学習。ここまで続くと、習い事としてはもう定番以上のド鉄板な感じで、“ブーム“程度の響きの言葉で形容できる領域を突き抜けて、はるか遠くで光ってる感じです。

 

ちかごろFBの広告で「1週間でペラペラ」みたいなセールスピッチを見ることが多いんですが、いかに優れたカリキュラムであっても、たった1週間でペラペラは無理でしょう。ペラペラっていう言い方には、日常会話以上の完成度が感じられます。日本では中学から高校卒業まで6年間は英語を勉強した世代の絶対数が圧倒的に多いと思います。6年勉強してペラペラになれなかったのに、1週間でペラペラになられてしまったら、これ以上ない脱力感に襲われてしまいます。

 

だから、いくつかのコースの内容をちょっと見てみました。海外ドラマを見て、シーンごと、シチュエーションごとのフレーズを抽出し、字面と音を連動させて暗記して、それを似たようなシチュエーションで発信する。ざっくりいうとそんな感じです。でも、これって結局は昔からやってたことなんじゃないの? 単語帳が映像に変わっただけで、根本的なアプローチは同じなんじゃないの?

 

暗記っていう言葉に強い抵抗感を覚えてしまうんです。すばりのシチュエーションでもれなく正しいフレーズが出てくるようになるまで”暗記”するって、尋常じゃないエネルギーが必要になるんじゃないか。そう思うんです。暗記という勉強法には限度と可動域の狭さを感じてしまうんです。それに、条件を与えられて暗記しているものを発信するというプロセスは、完全な形の自発的な発信ではないと思われるのです。ならば、そもそも自発型コミュニケーションを実現するための方法として英語を位置づける立脚点も揺らいでしまいます。よって方法論としては不十分だと思うし、応用範囲の奥行きも感じられないのです。

 

ドラマの映像を使うなら、フレーズだけを丸暗記するんじゃなくて、イントネーションも間も含めてセリフとして染み込ませるみたいな感覚で、口調までモノマネしてみる。そんな方法がいいんじゃないかと思うのです。もう一度言っておきます。1週間で英語がペラペラ。いやいや、それはないな。

 

今日もここまで読んでいただいてありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。