オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

見たい夢が見られる時代

春眠暁を覚えず的な状態が続き、常に寝不足な感じが抜けない宇佐和通です。

 

みなさんは、毎晩夢を見るでしょうか。そして、夢に色はついているでしょうか? 僕は毎晩フルカラーの夢を見ます。3パートの連続ものの夢を見ることもあります。

 

夢に関するちょっと気になる記事を見つけました。「MIT(マサチューセッツ工科大学)が夢を操作する装置を開発」という見出しです。明晰夢(めいせきむ)という言葉があります。夢であることを自覚しながら見ている夢という意味です。確かに「これは夢だ」と認識しながら夢を見るという体験は誰にでもありますよね。

 

ただし、見ているのが夢であることを自覚していても、その内容を自由にコントロールする方法論はありません。研究は重ねられてきましたが、誰もが納得できるレベルには達していませんでした。しかし今、思い通りの夢を生み出す装置が完成されるまであと一歩のというところまで来ているようです。内容を選ぶことができるとしたら、どんなジャンルの夢を選びますか? 

 

すでにプロトタイプが出来上がっているこの装置の名前は「ドーミオ」。「JIBO(ジーボ)ソーシャルロボット」というスマート・オーディオ・ディバイスとペアで使用します。手首に巻いたドーミオが筋肉の状態や心拍数などからユーザーが入眠状態にあることを確認し、望むジャンルの夢の要素が断片的な情報として音を媒体にしてジーボから送られ、ターゲット・ドリーム・インキュベーション(TDI)と呼ばれるプロセスを実現します。言葉としては、「夢培養」というニュアンスでしょうか。

 

夢培養を実現する装置のプロトタイプが完成した今、テクノロジーに関してもデバイスに関しても飛躍的な進化が予想されます。ごく近い将来、見たい夢を見るためのスマホアプリが開発されるとしてもそれほど驚くことではないのかもしれません。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。