オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

陰謀論の話

仕事柄、さまざまな陰謀論にひと通り目を通している宇佐和通です。

 

『陰謀のセオリー』、『エネミー・オブ・アメリカ』、『カプリコン1』、『フィラデルフィア・エクスペリメント』。いずれも、いわゆる陰謀論をテーマにした映画です。
陰謀論は映画に限らず、サブカルチャーの中でも幅と奥行きがあるジャンルで、ガチなビリーバーから飲みの席でカジュアルなネタとして楽しむだけの人まで、濃淡の差がかなりあります。

カプリコン1』は、史上初の有人火星探査船が打ち上げ間際に不具合を起こし、乗組員3人がどこかの砂漠にある基地へ連れて行かれ、火星探査が実現した体でものごとが進められるというストーリーです。

1977年に製作されたこの映画のストーリー、実はそのままの〝アポロ計画陰謀論〟というのがあります。アポロは月になんか行っていなかったという話です。旧ソ連との宇宙開発競争に負けるわけにはいかなかったアメリカは、何としても人類初の月面着陸を成功させる必要がありました。そこで、月に行ったように見せかけるためさまざまな細工が行われたという流れで進む話です。ネット上で挙げられている〝証拠〟には、以下のようなものがあります

・月面で撮影した写真の夜空に全く星が写っていない
・月面は真空状態のはずなのに、星条旗がはためいている
・着陸船の影に覆われている部分がはっきりと映っている
・別の場所で撮影された2種類の映像の景色、背景がほとんど同じ

陰謀論に全く興味がないという人でも、フリーメーソンイルミナティ、そしてテンプル騎士団という三つの秘密結社の名前は見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。たとえばフリーメイソンは政界と財界、さらにはマスメディアを完全に掌握していると言われています。イルミナティフリーメイソンの最上層部で、先進国の指導者クラスの人物を自由に操っている組織であると言われています。そしてテンプル騎士団は、コロンブスよりも先にアメリカ大陸に到達していたと言われています。


こうした秘密結社の最上層部がニューワールドオーダー=新世界秩序という体制を確立させ、1パーセントのエリート集団が99パーセントの普通の人間を支配しているという話もあります。世界は、一般人が知り得ない陰謀で動いているのかもしれません。

「そんなバカな話があるわけないだろ」と言い切ってしまうのは簡単です。でも、当たり前すぎて見えることの向こう側を、あえて探ってみるのもひとつのチョイスです。陰謀論について、ちょっとググってみてください。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。次のアップでお会いしましょう。