オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

企画の方向性におけるシンクロニシティ

夏以降の企画の数々が具体化しそうで、わくわくしてる宇佐和通です。

 

シンクロニシティという言葉があります。共時性という訳があてられることが多いのですが、さらっとカタカナで言ってしまったほうがしっくりくるような気がしています。要は、ひとつの事象に関連づく形で次々と別の事象が転がるように、連鎖的に起きて行くという状態ですね。

 

実は、仕事の面でごく久しぶりにこうしたことが起きています。先日久しぶりに提出した単行本の企画と、初めてお仕事をさせていただくことになりそうな版元さんからお話をいただいた翻訳企画の本質が、よく似たというよりも同じジャンルなのです。

 

引き寄せの法則とか、バタフライ効果という言葉で表現されるものに理路整然とした背説明を加えることはできません。しかしこれまでのフリーランス人生の中、皮膚感覚レベルで何回も経験してきました。なんか、空気がさわさわ音を立てながら波になって近づいてくる感じです。

 

僕は翻訳家デビュー当時スピリチュアル系・ニューエイジ系のタイトルを中心にお仕事をさせていただいていました。その後オラクルカードやその副読本も多数任せていただいていたので、法則的なものは知るとはなく脳裏に残るようになり、日常生活で「あ、これが法則なんだ」と気づくこともたびたびありました。

 

いい流れが生まれているようです。あとは、いただくお仕事ひとつひとつをオーディションのような感覚でとらえながら、丁寧にこなしていこうと思っています。過去には、自分の不注意や力量不足によって大失敗に終わったタイトルもあります。過去の失敗をなくすことはできません。将来お仕事をいただき続けることができるだろうかと心配するのも間違いでしょう。いただくお仕事ひとつひとつをオーディションの様な感覚でとらえて、今という時間枠の中でベストを尽くすことが時空連続体のゆがみやひずみを正す唯一の方法だと思えるのです。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。