オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

英語って、ものまねでうまくなるかも

WBC王座奪還にいまだ興奮冷めやらず、翔平さんの最後のスライダーを無限ループ再生している宇佐和通です。

 

今、とある秘密結社の歴史に関する本を訳しています。もうちょっと時間がかかりそうなので、翻訳書になって売り出されるのは今年の秋ごろになるかもしれません。英語とはかなりの度合いで関わっているわけですが、特に話すことに関しては、ものまねをするのがうまくなる一番の近道だと思うのです。

 

大相撲が好きなのでよく見るのですが、実況を二か国語にしています。実況アナウンサーとコメンテーター、そして花道レポート担当アナウンサーという構成のチームで進められ、それぞれ担当が何人かいる中、特筆すべき人が二人いました。まず、トム・クインさん。熱い実況は、まるでアメリカンフットボールの試合を見ているようでした。寄り切りで勝った力士に対して「タッチダウン!」って叫んじゃったりするんです。熱量で引けを取らないのはデイブ・ウィギンスさん。こちらは常にハイテンションで、トークショー・ホストみたいに、ちょいちょいアメリカンジョークを織り交ぜながらテンポのいい喋りを繰り広げていました。二人の口調をまねて英文を読んだりすると、不思議にうまく聞こえるんです。

 

喋りの師匠は、もうひとりいます。

 

かつて『ディール・オア・ノーディール』というクイズショーでMCをしていたカナダ人コメディアン、ホーウィー・マンデルさんです。この人、声も滑舌もすごくよくて、会話の間まで含めてキビキビしたトークをまねしていると、実力よりもはるかに英語がうまい気になるんです。

 

文章も、好きな作家の文体をまねするとスムーズに書けるようになると言います。英語も、経験則から言って、少なくとも話すことに関してはものまねで確実にうまくなると思います。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。スターをお送りいただいた方々、本当にありがとうございます。励みになります。次のアップでお会いしましょう。