オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

”落ち込まない”という才能

ちょっとのことで気持ちが折れて、へこんでしまいがちな宇佐和通です。

 

あの飲み会でのひとこと、言わなきゃよかったな。この間のライブ配信、もう少しうまくできたんじゃないかな。僕は色々なことで思い悩み、へこんでしまうことが少なくありません。そして承認欲求が強いのに自己肯定感が低いというめんどくさいタイプです。失敗したくないのは間違いないのですが、完璧主義とはちょっと違うと思います。

 

”落ち込まないでいられる人”とたまに会います。そうなれればいいなぁと思い、どうすれば近づけるのか考えていた時、とある番組で明石家さんまさんが発したひとことに衝撃を受けました。

 

さんまさんは、「自分のことを過大評価しているからうまくいかなくて落ち込む」とおっしゃっていました。そうなんですよ。僕は知らず知らずのうちに自分を過大評価していて、無意識に実力以上のことを望み、そもそも達することがむしろ不自然なレベルに達することができない自分に落ち込んでいるんじゃないかと思ったんです。

 

できなくて当たり前である自分を受け容れるというのとも少し違います。一番近いのは「ここまでできたんだから、まあいいじゃん」くらいの認識かな。こう考えるとポジティブな気持ちになって、決してなげやりなニュアンスではなく「できることしかできない」と思えるようになりました。こういう感覚に早く気づいて自分のものにできればいいのでしょうが、僕の場合はその時期が今でした。そして、落ち込まないという才能はかなり年をとってしまったあとでもそれなりにはぐくむことができるのを実感しています。で、近頃は何に対しても「もっとできるはず」と言って自分を追い込むのではなく、「ここまでできてよかった」と思うようにしています。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。