オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

ジャパニーズ・パフォーミングアーツの爆発力

ごく一部で、すっかり親戚のおじさんキャラが定着しつつある宇佐和通です。

 

ブリテンズ・ゴット・タレント』に出場したとにかく明るい安村さんのパフォーマンス、ご覧になりましたか? 会場全体が共鳴音で揺れるぐらい大爆笑を取っていました。以前、ゆりやんレトリィバァさんが同じフォーマットのアメリカ版『アメリカズ・ゴット・タレント』に出場して大ウケし、ご褒美に限られた人間しかアクセスが許されていないジャッジエリアに入っていました。

 

お笑いだけに限りません。トラビスジャパンは『アメリカズ・ゴット・タレント』の準決勝まで進んだし、ダンサーの蛯名健一さんは9800万円の賞金を手にしました。近頃、ジャパニーズ・パフォーマーの破壊力が半端ないと思うのです。これ、ひょっとしたらアニメくらいのインパクトまで育つんじゃないでしょうか?

 

漫才からはサンドイッチマンさんやテンダラーさん、陣内智則さんがそれぞれ英語圏で講演を行っていますが、いずれもソールドアウトの盛況だったということが伝えられています。そう考えると、日本と外国のお笑い感覚はそれほど乖離してないんじゃないかと思うんです。

 

そういえば、昔ダウンタウンさんがやっていた『サイレント図書館』もそのままのフォーマットで、独立したチャレンジ系テレビ番組としてアメリカで放送されていたのを見たことがあります。そう考えると、日本人のユニバーサルお笑い偏差値はかなり高めなんじゃないでしょうか。

 

とにかく明るい安村さんのパフォーマンスは、後半はコール&レスポンスみたいな感じでオーディエンスとひとつになって進行していました。空気感はスタンドアップ・コメディアン時代のエディー・マーフィーに似ているような気もしましたが、爆笑度は安村さんの勝ちです(筆者判定)。アニメにアイドル、漫画。これにお笑いが加われば、日本は世界のポップカルチャーをリードする国になってしまいますね。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。