オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

蛙化現象って…

今日もコラム用のネタの仕入れに余念がない宇佐和通です。

 

ネタを探してテレビをぼーっと見たり、あちこちのサイトを見ていく中で、蛙化現象という言葉をよく見聞きするようになりました。基本的な定義は、大好きだった相手が何気なく見せた仕草によってがーっと引くことです。

 

蛙化現象の例となる行動は

 

*歩いていてつまずき、体勢を立て直して何事もなかったかのように歩き続ける

*フードコートできょろきょろする

*ご飯屋さんで彼氏のオーダーが先に届き、「先に食べてて」って言われたので先に   食べる

*電車に乗っていて、吊り革につかまっているのによろける

 

といった、男性側から考えれば何でもないと思えることが多いのです。ジェンダーギャップというほどのことでもないのでしょうが、意識のずれみたいなものがあることは確実でしょう。彼氏・彼女の関係ならば、ある程度長い時間を過ごしているはずで、それなのに、こうしたことだけで一発で冷められてしまうのです。理想像とかけ離れた行動を見せられることが耐えられない人が多いのではと語っていたコメンテーターもいました。

この基準がスタンダードなら、僕はヤバいです。これまでの人生で何千回となく蛙判定を受けているはずです。これから先死ぬまであと何千回も蛙判定を受けることになると思います。だから、少しでも嫌われないために、つまずいたときは大げさによろけて「あっちゃー! コケそうになった」と騒ぎ、フードコートではリンガーハットのお店から目を離さず、奥さんとご飯屋さんに行って僕のオーダーが先に届いても奥さんのオーダーが届くまで手を付けず、電車にのったらドアのすぐ横で車両に体を預け、微動だにすまいと思っています。

 

英語圏では、Ick=イックという単語が蛙化現象的なニュアンスで使われるようです。What's your ick?「あなたの蛙化現象ポイントは?」と言えば通じるようです。同じ感覚があることはわかりました。蛙化現象がユニバーサルなものであることもわかりました。あとは、気を付けながら日々を過ごしていくだけですね。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。