オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

夢もシェアする時代

わんこの尿路結石が小康状態になり、少し安心して眠りが深くなっている宇佐和通です。

 

誰かとまったく同じ内容の夢を見たという経験はありませんか? 夢から深層心理を解き明かしたり、スピリチュアルなメッセージを受け取ったりする方法は、かなり昔からさまざま研究が行われてきましたが、最近では複数の人が同じ夢を見る「ミューチュアル・ドリーム」という現象に特化した形で行われているようです。

 

TikTokでユニークな検証を展開するリサーチャー、ティム・クワントはミューチュアル・ドリーム現象を「複数の人間がひとつの認識を共有している状態」と定義しています。最近は若い世代にも浸透し、それぞれの体験について語る動画も増えています。さらには、このジャンルに特化した”ドリーム・ガイド”もいて、考察動画も話題になっています。

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また、ミューチュアル・ドリーム現象に特化したサイトもiいくつかあり、多くの実体験を読むことができます。同じ夢をシェアした人たちの関係性はさまざまで、家族はもちろん、友人同士や恋人、そしてクラスメイトというパターンもあります。さらには、ミューチュアル・ドリームを実践する具体的な方法まで紹介されています。

 

誰かと夢を調和させるには、まず同じ夢を見たいと願うことです。昼間一緒に過ごしている時間は、極力同じことをするよう心がけ、夜はその日1日を振り返り、ふたりでしたことについて話し合います。眠る前に大切なのは、ふたりがその日に行ったことを夢で見たいと強く思うことです。詳しいメカニズムは明らかにされていないが、この時点で記憶をうまくシンクロさせることができれば、同じ夢を見る可能性はぐっと高くなることがわかっています。

 

2010年のハリウッド映画『インセプション』では、夢をデザインして特定の人の深層心理に特定の情報を植え付けることを専門とするチームが描かれますが、明晰夢(見ている本人が「これは夢だ」と認識しているタイプの夢)の特徴がうまくプロットに盛り込まれていました。夢だと分かっているので、見ている本人の意識の力を作用させることができます。

 

ミューチュアル・ドリーム現象では、夢の内容がほんの少し似ているものから完全に同じものまでレベル別に分布しますが、ここで紹介している動画のテクニックを駆使することで、誰かと同じ夢を見ることができるようになるかもしれません。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。