オカルト(中心)ライターのスピンオフ原稿

キャリア28年の翻訳家/ライター宇佐和通の日々のあれこれ

神さまは細部に宿る、っていうこと

今日はもろもろあって、アップの時間が大幅に遅れてしまい、焦っている宇佐和通です。

 

この間、サッカー元日本代表のメンバーが出るバラエティー番組を見ていた時、確か久保竜彦さんが岡田武史監督についての「勝負の神は細部に宿る」みたいなお話をされていました。日常生活の細かいところから整えて行ってこそ、大切な勝負の時に神様が力を貸してくださる、的なニュアンスのお話です。

 

僕はすぐに神頼みをしてしまうタイプなので、とても興味を持って聞かせていただきました。もちろん、自分の日常生活—特に仕事—にさっそく採り入れさせていただいています。昔から推敲に推敲を重ねるタイプなのですが、さらに入念に行うようになりました。

 

たとえば、自分が最も得意としている1500字から2000字くらいの原稿があるとします。書き上げて、推敲という段になります。まず、事実関係と固有名詞の表記を2~3回確認して、段落のつなぎをやはり2~3回確認して、これで一回離れます。

 

少し時間を置いて読み込みに戻ったら、今度は一文ずつ”てにをは”を確認していきます。もちろんこれも2~3回行います。それが終わったら、自分らしい言い回しやワードの使い方が効果的にできているか確認するために、全体を読み直します。これも2~3回行います。

 

OCDっぽい性格なので、入稿するまでの段階でちょっとでも気になることがあったら、すでに寝ていてもPCを点けて確認してしまいます。原稿が重なっていても、このルーティーンに疲れることはありません。ただ、確認の作業を各段階で1ラウンドずつくらい減らせたらいいなあとは思います。

 

こうやって推敲を重ねて入稿する原稿でもダメ出しがあります。だから、僕がやっていることは本当はものすごく非効率的なことなのかもしれません。実際、一発で決めてスッと原稿を通してしまう先輩もたくさんいらっしゃいます。そういう風になれたらいいのですが、僕は神さまに宿っていただくために、そして宿っていただく場所をちょっとでも広げるために、細部に至るまで推敲に推敲を重ね続けて行こうと思っています。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回のアップでお会いしましょう。